1.0

あれからいろいろあったけどこちらはかわらずにいます
いつもてがみかんしゃします
すくなくともあなたはいちです
ぼくにとってあなたはいちです

まどごしきぎからまだらなようこう
きせつはほとほとせっかちでひどくあせってしまうもので
じかんはびょうどうといいますがびょうどうほど
ざんこくなものはないですね

せかいにのぞみたくすひとにはせかい
ははくじょうにみえるものです
どうだっていいか

ほんとのとここうかいばっかりできょうもねむれないよるがきて
くやんでもくやみきれずじょうぶつできないおもいが
まっくろなよるになりすましまっくろにぬりつぶすそらに
ひとつぶのほしあかりだってみあたらないまちのそこで

それでもしがみつくひかりをいきていくためのいいわけを
しんではいけないりゆうをかなしむかぞくのかおとか
つかみたかったあこがれとかきぼうとよべるかすかなもの
みつかりますように
みつかりますように

ひかんとはみらいにするものでそう
かんがえるとひかんしてるだけましだとおもいませんか
どうにかなるさということばはたにん
ではなくじぶんにつかうものです

たにんにきたいするひとにはたにんはむじょうにみえるものです
かってにしてくれ

きせつはずれのかいすいよくじょうにてよせてはかえすかことみらい
であいとわかれひかりとかげそんなものととおくはなれて
ただいきをしたいだけなのになみだがこぼれそうになって
もうむりかもなってもうむりかもなって

それでもにげだせないいんがをかつてのちょうしょうもばとうも
うしろゆびさされたこととかぜんぶちょうけしにできるもの
あらしでもおれないはたのようにぜったいてきにほこれるものが
みつかりますように
みつかりますように

ともだちもがっこうもかぞくもしゃかい
もこいびともせかいとのつながりがわずらわしかった
ぼくらをしばりつけていたむすうのいとは
つなぎとめるためのものだったこのせかいへと

きっとぜろかいちでしかなくてそのまにうなばらがひろがり
およぎきれずにもがいているいきたがりのぼうれいたちが
こごえるこころにこえもなくきえたいねがいすらかなわず
しにたいなんてうそぶいたってたいがんのあかりがまぶしくて

それでもにげこめるいばしょをあなたをよびとめるこえを
もうここでしんだっていいってしんそこおもえるよるとか
むくわれたひのあさとかあなたにとってのいちが
みつかりますように
みつかりますように

どうにかなるさっていえるあなたにとってのいちが
みつかりますように
みつかりますように