ねえこのまちがゆうやみにそまるときは
せかいのどこかであさひがさす *1
きみのてのなかそのはながかれるときは
ちいさなたねをおとすだろう
ふみかためられたつちをみちだとよぶのならば
めをとじることであいかなあ
このほしがたいらならふたりであえてなかった
おたがいをとおざけるようにはしっていた
スピード(speed)をゆるめずにいまはどんなにはなれても
めぐるきせきのとちゅうにまたむかいあうのだろう
ねえこのまちのゆうやみがさりゆくときに
このなみだつれてって
かたりかけてくるもじをしょうせつとよぶのなら
とどかないことばはゆめかなあ
よどみなくながれてくかわにうかべたこのはで
うみをめざしてくもになってあめでふろう
とおいきみのちかくでおちたたねをそだてよう
ちがうばしょできみがきづいてくれるといいんだけど
このほしがたえまなくまわりつづけているから
ちいさくあけたまどのそとけしきをかえ
わたしのあいしたはなそっとめばえるきせつで
めぐるきせきのそのはてまたむかいあうのだろう
むかいあうのだろう
くるるまわるくるくると
くるくるきみのまわりを