ひきったアスファルトをたたきつけるあしおと
ひとごみにうもれながらあしたをさがしている
うけいれたこのみちを
あてもなくすすむの
ふりだしたあめにこころごとうたれて
まいちるつばきのはなびら
まるでヴィオレットのように
うつくしいしらべ
そしてしずかにめをつぶるの
はいろのふゆのかぜがぼくのはだをつきさす
いたみさえまひするほどいきるいみもみえない
ぼんやりとうかんでる
むくなしょうじょのころ
せめてねむるまでとけてしまわないで
こごえるつばきのつぼみは
ひとりつぎのはるをねがう
ほんのすこしだけ
どうかちからあたえてまえと
repeat