揺れる並木通り ひとり立ち止まって
色めく枯葉が 散るのを見ている
どれだけ会いたら あの頃に戻れるのでしょうか
凍える季節に変わる前に もう一度あなたに会いたい
小指を繋いだ帰り道は 愛の落ち葉に埋もれて歩けない
今も目をつむれば 隣に感じるのに
あれほど愛した 人はいないけれど
秋風かおれば 寂しくて誰かに寄り添って
凍える季節に変わる前に もう一度あなたに会いたい
二人で過ごした狭い部屋で 思い出だけを抱えて眠れない
長い夜が今日も来る 歪んだ月の下へ
枯れた落ち葉が降り注ぐ 孤独な部屋を赤く染めてゆく
消せない想いを押し殺せば 今だけは幸せでしょうか
込み上げる涙は隠せるけど 秋の恋とは悲しいものですね