Hana Uta (Sakura Ryouran)

ひとつひとよにうみおとされし
ふたつふたごのまびきのはなは
みっつみごとさかせてみせましょう
よっつよぞらのあかせんのひに
いつついつしかきょうのまちにも
むっつむつきのさむさがしみて
ななつなつのにおいをただよわせ
やさしさだけに
くるしくもなる

あなたとであいこころうばわれ
かなわぬこいだとはわかっても
はだをそめるこのねつにだかれ

さくらさくらよいをかさねて
きれいなはなになるわ

さくらさくらいとしさゆえに
つぼみをままはるをまつ

だかえるたびにむねがいたむの
おもいでのかんざしせつなさに
おしつぶされそうになるよわいわたしをゆるして
たとえこのからだがけがれてもこころはあの日のまま

さくらさくらひとよかぎりの
きれいなはなになるわ

さくらさくらちりゆくはなは
なぜはかなくかぜにまい

こよいまよいあなたをさがす
はなびらちらすなみだ

さくらさくらかれてしまえば
あわれなこいもおわり

さくらさくらきれいなままで
おびにゆられはるをまつ

ひとつひとよにうみおとされし
ふたつふたごのまびきのはなは
みっつみごとさかせてみせましょう
よっつよぞらのあかせんのひに
いつついつしかきょうのまちにも
むっつむつきのさむさがしみて
ななつなつのにおいをただよわせ
やみにさくかな
くるしみのはな