Calyx

なぞるはだれ
筆の走り
またぐ曜日立ちすむ休日
あまねくしやに
広げた白紙
綴る嘘でごまかしてく
うたかたの思い
運命もうつせみかせ
に引きずる足並ぶつまさき
いきづかい
交差し出す色の混ざり合い
街の壁も塗りつぶしてく

心の外まで
飛び散いた花びらたちの破片が
この風景を
埋め尽くして消えた道のり

合わせ鏡映す
輪郭の影を辿る
裂けたものを知る
腕を引く薄紅
色の風に舞う
再も踊りおう
霞も晴れる
ブリキの歯車動き出す世界
にもずい吹きにほころびへと踊りを解く
孤独の克服
仕方ないわ絶望じゃなく
ほら蓮の薄手なを分かつ

巻き戻し歌詞に書き残す
旅の途中足音する修足
明日手にありへになる女性
交月と鋼血と鋼血線で結ぶ点
秒針の塗りつぶす
小説の下筆修正
中を舞い踊り出す五線譜
まぶたの裏の焦熱を

心の外まで
飛び散いた花びらたちの破片が
この風景を
埋め尽くして消えてしまっても

心の外まで
むき出しで歩いていった模様と
この感情が
伝わってしまったらいいのに