白い桜橋にパラソルの花が
一斉に開く頃夏の幕があがる
空に海開き告げる花火があがって
「好きなの」とささやいた声が消された
淋しいな生意気だよ
「妹さ」なんて
カッコつけて兄貴ぷったとこ嫌いだわ
切なさまじりの潮風に吹かれ
都会の子に盗られても知らないからね
海岸にカレッジのカフェテラス出たね
砂浜に寝転んで ねえ誰を見てるの? あなた
幼なじみだしお目当ては解る
探してる恋人はここにいるのに
リーゼント振り乱して
いつでも私
ケンカをして守ってくれたね
忘れない
あなた思うたび胸があつくなる
気づいてよ ほほつたう青い涙に
せつなさが 海よりも深いブルーよ