あなたと出会ったのは偶然
眠たい坂道の日溜りのアクシデント
食べかけラベンダーのアイスで
真っ白だった胸を桃色に染めた
それはいつかやってくると知っていたけれど
まだ遠く思ってたこと
こんな風に恋に落ちるはずじゃなかったと
焦れったさ募るけど
アイスクリームが溶けてゆく時間だけ
あなたのこと恋してみようか
甘くて冷たくてすっぱくて
二人でいる時間は七色に揺れて
いつもは好きじゃない夏だけど
今年はもう少し長くてもいいな
それはいつか溶けてしまうと知っているけれど
いつまでも抱きしめたいこと
胸の模様はくるくると絵を描いて
思いだけ募るけど
アイスクリームが溶けるのが怖いから
知らないふりしてみただけなの
こんな風に恋に落ちるはずじゃなかったと
焦れったさ募るけど
溶けそうで溶けない儚さを唇に
あなたのこと恋してみようか