とおりすぎの みちのうえ
うつむくような そのつぼみ
どこのどなたを まつのやら
そらをみあげて
やがてあたりは くれなずみ
みやこのいろが とけていく
むねのおもいは かげぼうし
てをのばしてる
かちょうふうげつよ
うつりゆくしぜん
ゆうきゅうのかぜは
いずこから
ひとめをしのんで
おうせかさね
いつかははなさく
こいごころ
じょうげんのつきに
みまもられ
いちずなゆめをみる
おんなはつきみそう
こいしいおかたのあしおとは
どれだけまてばちかくなる
あまたのほしがきらめいて
あいをいざなう
きょうよりながいなつのよる
わすれさられたこのばしょに
わすれられないじゅんじょうの
しろいはながさく
うつくしきすがた
けだかくて
はかなくすぎるのは
さだめかな
しずかにたたずむ
おもいのたけ
このままだかれて
ちってくより
あさまでさいたら
しぼみましょう
ひとよのじんせいよ
おんなはつきみそう
あきらめきれない
ひぐらしが
ふいにこずえから
なきだした
ひとめをしのんで
おうせかさね
いつかははなさく
こいごころ
じょうげんのつきに
みまもられ
いちずなゆめをみる
おんなはつきみそう
しずかにたたずむ
おもいのたけ
このままいだかれて
ちってくより
あさまでさいたら
しぼみましょう
ひとよのじんせいよ
おんなはつきみそう
ひとよのゆめをみる
おんなはつきみそう






















