甘い暑さが
よどんだ夏の夜
床の下の匂い
妖精の気配
悪い噂を笑う
忍び声に
若い悪魔は眠れない
赤く熟した
満月がしたたる
屋根の上で
狂い踊る魔女ども
いずれ訪れぬ
強欲な年寄り
乙女の生き血で若返り
ああ、あばずれ魔女
ああ、ハレンチ妖精
ああ、悪魔は
枕被り悶えるのさ
don't disturb me
あたしを
侵すらわす奴らは
don't disturb me
ドイツも
呪われりゃいいのさ
冷えたかまどの中で
灰をかぶり
赤切れ
裸足の娘が泣いている
いつまで待てば
夢の王子様が
白馬で迎えに来るのさ
お城の塔では
おもちゃに囲まれて
青ざめた顔で
王子は引きこもり
百の鍵を
部屋の扉にかけて
女はママしか知らない
ああ、愚かな王子
ああ、醜い娘よ
ああ、扉は開けるためについてるのさ
don't disturb me
あたしを
侵すらわす奴らは
don't disturb me
地獄で
焼かれてりゃいいのさ
don't disturb me
あたしを
侵すらわす奴らは
don't disturb me
ドイツも
呪われりゃいいのさ