しろくそめられたこのまちできみはぼくをさがしている
あふれるほどのしつくしたものをもってそれでもぼくをさがしている
かなしみのないさよならがあるって
こどくにそまらないさびしさがあるって
きずかないならきっとそれがいいよ
ちいさなゆきがぼくをかくした
しろくそめられたこのまちできみはぼくをさがしている
かくされたじめんのかたすみにあのひのままのあしあとがあった
かなしみのないさよならがあるって
こどくにそまらないさびしさがあるって
きずいたんだろうまぼろしのじかんに
ちいさなきみをゆきがかくした
このじめんはいつかぼくのきおくとかして
はがせないこきゅうしみついたさいぼうになる
ぼくもいつかしろくそめられてあいまいなさいぼうが
きみときおくにらんはんしゃする
しろくよごれたさいぼうのなかでぼくがまるできみをさがしえいるみたいだ
かなしみのないさよならのなかに
つかめないほどちいさななみだがこぼれているのを
ぼくはしらなかったこわれているのをきみはしってたんだ
ぼくのりょうてはしろくそまりふたつのめはふりつもるきおくのなかに
かさねてもかさねてもぬりつぶせないあのひのこえゆきめいたはかなさ
あふれるほどのしつくしたいものがまだここにあって
ぬりつぶしてもきえないゆきにとけたきみとぼくを
まださがしている