きみのためにいますべてをささげよう
つないだてをはなさないで
しめたあすふぁるとさびたあめのにおいに
すいこまれていきそうで
ずっとおびえながらちいさくひざをかかえて
ひくいくもをながめていた
あの日きみがくれたやさしささえ
なくしてしまうほどゆがんだこのせかいで
うつむくそのときは
いつでもぼくがそばにいるから
きみのためにいますべてをささげよう
かなうのなら
もとめたのはたしかなぬくもりだけ
つないだてをはなさないで
ざわめくまちなみにもれたきみのひめいが
かきけされてゆくように
どうしてぼくたちはおなじほしにうまれて
ちがうばしょへたどりつくの
ふたりみたけしきがいろあせても
こわれてしまうくらいイビツなこのせかいの
わずかなかがやきで
はぐれたきみをぼくはさがすよ
どこまでもこのおもいをとどけよう
あふれたまま
はるかとおくきみをつれていくから
そのひとみをそらさないで
きみのためにこのいのちをささげよう
であえたから
すぎたひびはにどともどらないけど
つないだてをはなさないで