(テセミをかなのたなあくやは)
(テセミをかなのたなあくやは)
くゆらすけむりにすけるきんのつき (きんのつき)
かなでるねいるといざなうきぬのつや
おりなすやみよにかわすといきを
いだくうでのなかとじこめる
いやしいくちびづけ (くちびづけて)
あさいかききず (もっとえぐって)
ひきかえせない (ふかくで)
たまらないそのいたみはあかし
こよいはべらすしとねで
すべりこませるゆびさきのように
からめてとらえるさいおうのはな
おしかくすみだらるこころの
ほころぶそばでよりそいながら
くらむしろさをただけがしたい
(テセミをかなのたなあくやは)
(テセミをかなのたなあくやは)
ながれるくもまにゆらぐきんのつき (きんのつき)
つらねるむづごとぬれてしなるはだ
むかえるよあけをいとうそのまぎわで
きつくうでのなかとじこめて
さまようまなざし (まなざし)
あせるしょうそう (もっとかさねて)
もどれないから (そこまで)
うちすててさえもとねたあかし
よごとすすつみつのあじ
さぐりはわせるしたさきのように
あざむきころがすさいおうのはな
くみふせてあばいたこころの
あらわなしんにささやきながら
にじむしんくにただそまりたい
くるいざいて
たおるはなが
ならくにしずむ
もつれあうこのおもいのあかし
こよいおぼれるしとねで
すべりこませるゆびさきのように
くすぐりさいなむさいおうのあだ
さらけだすあわれなれつじょう
あふれるゆえつむさぼりながら
けぶるぐれんでああかざりたい
(テセミをかなのたなあくやは)
(テセミをかなのたなあくやは)
(テセミをかな)