中川に浮かぶ夕日をめがけて
恋しを蹴ったら靴まで飛んで
ジョギングしていた大工の頭領に
ガキのまんまだと笑われたのさ
どこかに元気を落っことしても
葛飾亀有あくびをひとつ
変わらない街並みが妙に優しいよ
中央交番で子供の手を引く
太ったあの子は初恋の彼女
ゴンパチチで渡したラブレター
今も持ってるとからかわれたよ
なんにもいいことなかったけど
葛飾水元流れる雲と
ラプソディ口ずさみ少し歩こうか
カラスが鳴く頃もう日が暮れるね
焼き鳥ほおばりビール飲もうか
とんがり帽子の出水灯から
大釈迦天へと夕日が落ちる
明日もこうして終わるんだね
葛飾柴又幸せだって
なくして気がついたバカな俺だから
どこかに元気を落っことしても
葛飾亀有あくびをひとつ
変わらない街並みが妙に優しいよ