Fuyu no owari

かえりしたくのきょうしつで
ふいにてがみをわたされた
いつから くちもきかないわたしたち
もうながいあいだ

しけんやすみがあけたなら
あやまりたいとおもってた
あれから かおをあわせることもなく
そつぎょうしてしまった

がんばるあなたがにくらしかったの
おいてきぼりにされるみたいで
きずつけた まよってた
おなじだけさみしかった

ふゆのおわりがくるたびに
あなたのもじをおもいだす
なんだか はなのあたりがつんとする
きのめのかおりかしら

ゆめみるわたしをまだわらってるの
ノートをかりたあの日のように
さがしてた なやんでた
わけもなくふあんだった

なにをつづってもうそになりそうで
へんじをだせずつきひはながれ
なぜかしら どこからか
ふとよみがえる

あのころのわたしたち
おなじだけたのしかった