はるかにそっとゆらめくうれい かっとうのきおくにうごかされ
まぶたにずっとはりつくしろいぜっきょうにこごえた
しずむつきのまよい
そんざいはたしかに いまここに
まっているのは
なみだなどもうながさない
ただだきあえるしゅんかん
いえない... きけない... みえない... まぼろしだけ
ときのむこうかわえとながされて まよいごになりゆるせぬねがい
こえだけ... ゆびだけ... ちかづくおんどだけ
とどかぬおもいが ちぎられてよかぜをそめる
そこはきっとまやかしとぐうぞうだってきがついてた
それなのにふかいざっそうのなか あまいみふっとみをゆだねた
のぼるたいようのまよい
ぐうぜんはひそかにしきまれた
いっそひつぜん
めのまえにいまさらされて
ふかくにゆがむかんじょう
なけない... こせない... わからない... けつまつなど
どこへゆこうとも ただきみだけをまもりたくて さからっている
いまだけ... かこだけ... つぐなうみらいだけ
すくえるのならば かれはててきえてもいいと
いえない... きけない... みえない... まぼろしだけ
ときのむこうかわえとながされて まよいごになりゆるせぬねがい
こえだけ... ゆびだけ... ちかづくおんどだけ
とどかぬおもいが ちぎられてよかぜをそめる
かれはててきえてもいいと
きみだけのひかりになろうと