みずかがみうつるしょうじょ
てをのばしだけないけど
みなもにふれ
しずんでゆれるながいまきげは
ものようにからまりあう
わたしたちのいし
わかってるであえること
べにがのはねむしるばしょで
たがいをさらけだすための
すれちがうはっかのしょうねん
ふりむいてもまだとどかない
いまはしろいしゃつののどもと
あざみのはなのあざもなくすべりおちる
たいようのりゅうし
しっているひかれあうのは
はくちゅうのとかげかざって
ひとつにつがるたましい
ひとびとはなぜ
アダムとイブでいられるんだろう
らくえんなんかすぐにきえたのに
わたしはわたしとおなじあなただからあいする
うつくしいといえる
しんじつのことばを
はきだすこともできる
くちびるをおさえながら
いきてきたけどひとりで
つきのもりでさずかめるのは
にごることのない
ちのまじりなどもたない
しずくのしたたり
まっていたむかえあうこと
うまれるまえのじみを
ぴたりとかさなるにくたい
はじまりはなぜ
アダムとイブのしんわなんだろう
おろかなつみをかたるだけなのに
ぼくはだれより、ぼくにとけこむきみにこいする
なにひとつむだなみらいなど
もうこのせかいにひつようない
おとことおんなえいごうあしゅら
りかいしあえることのないしゅぞく
そのあいはただみにくくさかえ
このちじょうにうみおとされるけがれ
アダムとイブでいられないだろう
らくえんなんかさいしょからないのに
わたしはわたしとおなじあなただからあいする
ぼくはだれよりぼくにとけこむきみにこいする
なにひとつむいみなみらいなど
もうこのせかいにはうまれない