いざすすまんときをこえて
ひいずるくにうまれしものらよ
しらざれざるおもいはるか
ひびくぜんじんのこえ
かつてこくばにまたがり
かけまわったかにののやまも
いまははんえいのみやこ
ふたたびきみはたたかうせんし
まもるのはちいさなしろで
またきょうもつかれはててねむれば
ぬばたまのよるはしずかに
かがやきながらきみをつつむ
ひとしれずこぼしたなみだ
やがてきよらなかわとなり
くるひをはぐくむかてとなる
いざすすまんさだめをだき
ひいずるばしょめざめしものらよ
ゆくてはばむてきがあれど
くもまをさきいかづち
そのからだに
ながれるのはやまとのち
ああちよにやちよに
いつまでも
ありふれたあいのうたが
つたえるのはうつろなせいぎで
むねのさやえとかくした
しらはのきらめきなきものとす
まもられるべきはきみで
みちなきみちくだいてわたるとき
せなかをおすいちじんの
かぜのつよさにみをまかせん
はなとちったとおきともが
ばんせいのおうかをさかす
みつつるほどのみらいのためと
いざはばたけわかきたかの
つばさはまだそらのあいそまる
かなたきえたほしのゆくえ
おっててんとどくまで
そのこころに
やどりしはやまとのゆめ
ただふとうふくつで
いきるべし
だれもかみのこではあらず
けれどもとうときひとのこ
いざすすまんときをこえて
ひいずるくにうまれしものらよ
しらざれざるおもいみちて
ひびくしんぷうのこえ
いざはばたけわかきたかの
つばさはまだそらのあいそまる
かなたきえたほしのゆくえ
おっててんとどくまで
そのからだに
めぐれるのはやまとのち
きみちよにやちよに
いつまでも