はとのちのいろ
いあうゆきのくび
ベイズよりあまい
あなたのきばのあと
しょうじょのときから
まちつづけていた
ちいさなあくま
つなぎつむぎあわせながら
とげをておるゆうがなゆびで
わたしとぶわれてねむり
つきのひつぎでめざめた
ただあなたをあいするため
ひとはこころを
むねのおくかくすけど
ほうせきばこで
わたしはそだてるの
ながすぎるまふゆ
かなしみだかえた
あなたのうでに
はなたれかがやけるように
だれもねがう
とわのあいは
はじめからここにしかない
だからとうといとしるほど
ただあなただけあがめる
いとおしいおとうさま
わたしをだいて
つぼみちらすさんげのつめに
わたしえぐりとられねむり
ばらのひつぎでかなわぬ
ただかがわしいしをゆめむ
むくなるむいなる
しんくのまっしろいはなよめ
さよならとおいとき