どれほどあでやかに
さくはなよりも
あまやかにちるのは
きみをこいする
わたしのむねのちでしょう
とじたまぶたのやみまで
くれないにそめあげ
うすずみけむるこのよを
うずめてゆくでしょう
ほうむってください
わたしを
はるのこのひに
むくほどざんこくな
ほほえみはない
やさしいきみをしる
そのたび
あいはかぐわしくわずらう
どうか
はじめてであって
じかんをえのように
きれいにとじこめたまま
おもいだせるよるに
ほうむってください
まんかいの
さくらのもとに
うしないかけたもの
よびもどうしても
なぐさみのぼうれい
しずかなほね
うでのなかでくずれる
きみをだきしめたときに
かえってゆけるなら
これからいきるすべての
ひびなどすてましょう
ふせたまぶたのやみまで
くれないにそめあげ
うすずみけむるわたしの
このよをきよめましょう
ほうむってください
きみのてで
はるのこのひに