まっておくんなさい
そこにいーさんよ
ほれたはれたなら
いっときだけでもほりたいのさ
ぼたんのひのいろ
かむさくらのくれない
かれぬこころに
こわれたしはらをかざして
いきるぶきようさゆるして
うきよのうらからおもってのぞく
きらめきはこいのほのおひともら
すはだのさすのは
あおいかぎづめと
うすずみのうろこ
しゅらをくぐり、はっておくんなさい
さあ、ちょうかはんか
よかぜはいずこに
なびくとしても
めぐりあうことのさだめを
おろかなじょうむだにして
こどくのはてにたどりつくやみへふみだして
このまっせにかけよか
はくいなどいらない
わたしのせにわりゅう
なみだなどもたずに
あなたのかたでなく
ひとときだいていて
よみがえったそらに
ふたたびどこまでも
のぼってゆけるから
ひとはうまれおちたときに
いちどきりさいはなげられ
うきよのそこからてんへと
こわれたしはらをかざして
いきるぶきようさゆるして
うきよのうらからおもってのぞく
きらめきはこいのいのちひとはら