ただこのよくぼうに
ふじつになれないだけ
ままははがいえじゅうに
いくらかぎをかけても
なめらかにすあしは
よるをかけぬける
うるんでいくからだが
ゆきばのないなみで
にぶってしまうまえに
しょうじょのようにわずらい
しょうふのようにいざなう
こいというげんぎのいってき
まずはくちにふくみ
そっと
のみこんでみればいい
ただこのかいかんに
あじをしめただけなの
ほろにがくてあまい
それはほんのいっしゅん
おごそかなふはいに
したがとけるまの
じゅくせいがすすめば
もういただけないわ
あいとなりかびをもつ
きぞくのようにうれいて
げせんのようにわらって
たましいにみぶんあたえたら
ひとはだれでもみなびょうどう
そうおもってみるわ
でもこのかんじょうは
さべつするためにある
おろかしいあなたを
ころしてさしあげたい
せめてつらぬくのは
こうこつのやりで
いきることはすべて
よろこびとしるほど
そのさきをみてみたい
ただこのよくぼうに
ふじつになれないだけ
かみさまがてくびに
いくらくさりまいても
あたしはさいごまで
ひかりにそむくは
うつくしくめしいる
くらいひつぎのなか
せめくにたえるために
けらくによい