ぽとりおちるくび
べにつばきいくつ
ぬかるつちのうえ
まだくちもせぬうち
はらりてのひらに
はいったひとひらの
あざやかないろは
わがみのなかのふじょう
ともるほむらはなとうろう
あのひとのねむくらに
はなしあんせ
ここはさいのはてのもりの
まだらつきのこうしど
うらとおもてにじりでぐち
どちらへつながる
いくかひくか
ちょうかはんか
うらなうといきひとすじ
やつしたむねにさしこむやみは
いきてからむ
ぬばたまのくろかみ
けまりのころがる
せんねんとりを
くぐればつらなる
うつそみのあけもよう
はなおきれて
たまじゃりじゅず
そのあしをあといっぽ
ふましあんせ
おんなげどうけものこみち
やしゃのいけのほとりへ
あいとあくとよくと
まじりあってまがって
こいのむくろながれおちて
はらむゆめのちにくよ
みおくりましょうか
きれいななりでうまれかわれ
きせよきぬかたびら
しんであなたどこにゆくのと
まっしろいめをむけ
きくのはだれぞ
ときはもどるひゃくきゃくこう
おっておわれきえゆく
つづくかげのあかげきつね
あとはこんとなけ
おとこげどうけものこみち
やしゃのいけのこちらへ
みおくるせなにあさひのしらは
ここはさいのはてのもりの
まだらつきのこうしど
うらとおもてにじりでぐち
どちらもふさがる
いくかひくか
さすかぬくか
あかいひとのはり
いきをころしたよごとのやみに
いきるわたし
ぬばたまのひとがた