あんあんたる あんたんたる まぶたのむこうへ
こんこんたる こんとんたる わたしはめざめる
しゅじゅつだい めいた しんだいで
しせる ゆりのかにさそわれて
ぼんぼんたる ようようたる ときははばまれて
らんらんたり けんらんたり ゆめはしらしらと
せかいはひそかにおかされて
ふじゆうなきむきんのかんせん
まだわかりあういみなどある
だれもみんなひとりで
ただじぶんだけいとおしがって
きれいごとのままごと
ふれるつかむむすぶはずすうばうにぎるだきとる
このからだはまだきょうにきみのこととらえても
あたまばかりずっととおいところはなれていく
ろうろうたる るいるいたる あふれるひとなみ
さんさんたれ さんたんたれ にげてもはてなき
せかいはしずかにみちていて
かつぶんあきふかんのでんせん
まだあいしあういみなどある
これいじょうのぞむなら
なぜつみぶかさしるまえから
すくわれたいとねがうの
はなすさけぶうたうわらうだまるわめくだきする
こんなくちははくちのようにあてもなくじょうぜつで
だからこころなんかどこにあるかわすれている
まだつながったつもりでいる
ぜんぶみんなひとりよ
ただじぶんだけいとわしがって
えそらごとのうつびょう
ふれるつかむむすぶはずすうばうにぎるだきとる
このからだはまだきょうにきみのこととらえても
よごすけがすおかすこわすたおすころすほろぼす
まだたがいにどんなこともなしてしまうとわかる
きっとひとがひとであることさえなくなっていく