ころばないようにときおつけた
はずなのにふいにはまったみずたまり
よごれたスニーカーふらさげて
なきついたぼくとあたたかい手のぬくもり
わすれてただろう?ぼくらのふるさと
かわらないそうだろう
わすれさられていくあおいはるが
ぼくにとってはいらないいたいいたいきょくで
おもいでそうなんていえないけど
たしかにあったしあわせなきょくが
しゃべったりなくてよりみちした
ぶらんこにふたりばいばいがいえなかった
しかれたこともつぎのひには
なにごともないよかわらない手のぬくもり
いとおしいだろう?はなれたらわかるだろう
もどりたいそうだろう
わすれさられていくあおいはるが
ぼくにとってはいらないいたいいたいきょくで
おもいでそうなんていえないけど
たしかにあったしあわせなきょくが
うしなってはいないはずだろう
つちかっていたはずのものはなんだろう
ありがとうをわらっていえるのも
ごめんねがいいにくいのも
あのころのすべてがぼくをつくっていたんだね
ありがとうこれからもわらうよ
ごめんねちゃんとつたえるよ
いまごろきづけたから
ひとりまちなみをながめてみよう
かすかにのごるのは
わらうわらうわらうわらうおもかげ
わすれかけたままのあわいろは
ぼくにとってはかけがえのないつたえたいじかんだ
とりもどすことはできないけど
だれにでもあるさたいせつなひびが
いまでもぼくをささえている