きょうも
うすのようにみがかれるまちなみを
もくてきがあるようにあるくぼく
ないているの
ほんのささやかなかこたちよ
みあげれば
でじたるのすくりんに
そらが
かぜのうたを
たかいかいだんをのぼり
きこうとした
だいて
あまくきずついたゆめがもう
さめてもいい
なかないで
やんだとし
いびつなゆりかごでそだった
ぼくたちはしらない
あいしあういみを
やせたうでを
つよくひきよせた
そうおんがおそうごほどうを
ただかけぬけるだけの
ひとなみのおくふかへ
かくれよう
つめたくしろいアルミのキスは
いつでもひきだせるよ
ディスペンサーから
それでいいね
かぜのうたが
ちじょうのはてからとどく
このせかいへ
まだきみのことさえも
しんじないこのこころへ
だけどあまくきずついたゆめを
だきしめる
ただかけぬけるだけの
ぼくたちのいとおしいいまを
だきしめる













































