あめにぬれたろじうら
こえをころして
かくされたとびらのうらがわ ひづけをかべにきざむ
あけぬよるのそこ
まどのそとできょうきがもえてる
ふかすることができず
しんだひなどりの そらをしることがないつばさは
くろくおりたたまれて またやみへかえる
あのひなどりにおもかげをみる
すべてはしくまれた ものがたりのふごう
ふかくねむればいい ゆめもみずに ずっとふかく
まざりあってとけあう あいもにくしみも
はるかかなたのきおく きらめく
わたしのこのこどくははねのようにかるく
なによりもうつくしくゆらめく
まどのそとでひびくかなしみのあめも
はてないそうしつも
ねえなにもかもうそになる
わたしはもうゆめをみないの
かえらなかったとりのように
かたくからのなかでねむるの
ふかすることができず
しんだひなどりの そらをしることがないつばさは
くろくおりたたまれて またやみへかえる
あのひなどりにおもかげをみる
まざりあってとけあう あいもにくしみも
はるかかなたのきおく きらめく
わたしのこのこどくははねのようにかるく
なによりもうつくしくゆらめく
しずかにこわれていく
このせかいから
めをとじてにげるの
もうなにもかもうそになる
わたしはもうゆめをみないの
かえらなかったとりのように
かたくからのなかでねむるの
"めをとじてにげるの\"
"ゆめからにげるの\"