Hoshi Wo Otosu

すばらしきおんがくがまちのはずれからきこえたら
あおいかわのほとりでこんやもあえるんだ

しろいしろいきみのためいき
よぞらにのぼってく
ふれたくてもふれられないのは
きえてしまいそうだから

もうほしをひとつぬすんでこのまちにおこして
えいがみたいにもやしてさいしょからはじめよう
きみがなくことなんてない
だれもきがつかなくてもぼくにはきこえるんだ
すばらしきおんがくとなみだのおちるおと

あじさいのはながさいている
おかのかげにかたっぽのスニーカー
そしてぼくはうたっている
うめるようにうたっているんだ

たねまきのきせつがちかづいて
すなのしろをあとにした
ふりかえることはけしてないさ
くずれてしまうから
だんだんとしをとっていくたび
あなたのこえもゆるやかにおいて
つぎなるちいさなはなのたねを
つちのうえにはいてしぬんだ

さあほしをひとつぬすんでこのまちにおこして
えいがみたいにもやしてさいしょからはじめよう
きみにわらってほしい
ぼくにきづいてほしいよ
ぼくにはきこえるんだ
すばらしきおんがくとなみだのおちるおと