Yotsuba Sagashi No Tabibito

あめふりバスに、とびこむぼくら
きょうですこしだけじゆうになれる
そっとつないでないほのてで
きみのあおいかさにふれた

バスはのろのろとまちをあとにした
ゆびさきからはまよいないたいよう

よつばさがしのたびびと
ちいさなやすいへやとすこしのおかねと
きぼうみつけられますように
いつかきっとバスのしろいきっぷ
まどからかぜにとばす

あめあがりバスからおりたぼくら
とおくなるくらくっしょんせなかをおした
しゅっぱつせんやにねむれなくて
かたりあったはなしのつづきをしよう

ひとのうみのなかてをはなしたら
ぼくらはきっとくらやみのなかだ

よつばさがしのたびびと
ちいさなじゆうひとつきみとだきしめた
どうやってまもればいいんだろう
ぼやけたけついはいまきみみたいに
ぼくらをまよわせる

なみだってのおもみをかんじはじめた
いきづかいがふあんをつたえる

たりないのにいっぽいな
むねのなかがいたむ
みちをみうしなったぼくのめにみえるのは
なんだろうなんだろう

バスはとおくうしろ
やめるのかととう
くびをよこにふってぼくらはもどらない

よつばさがしのたびびと
ありがとう
あおいかさはここにおいてくよ
たしかなことはなして
よつばのめぐふくきせつ
ぼくらはたびをしてく