Tsumi No Namae

運命の女神様が目を止めた
なんて可愛い悪ん坊だこと
そうだわ！あの子に魔法をかけて遊びましょう

くぼんだ両目やせぎすな体
わたしを見れば誰もが言うのです
化け物
お前は同じ人間じゃないんだよと
悲しいなんて思わないだって
思えばほらまた涙があふれてくるわ

もしも願いが一つ叶うなら
世界でたった一人だけの友達を
生きることは素晴らしいこと
そんな風にわたしも思ってみたい

鼠はなんで嫌われるのでしょう
彼らは笑って汚いからだろう
それなら答えて、目の見えない僕のために

見て見ぬ振りに理不尽な差別
それって鼠とどっちが汚い
後ずさる彼らに続けて言うんだ
二度とするな

嬉しいのになぜでしょうかだって
涙がほらやっぱりあふれてくるのです

もしも成りたいものになれるなら
あなたの前では普通の女の子に
思うほどに胸が苦しい
どうしてわたしはわたし何ですか

君は優しい女の子
なのにいつも自分を責める
慰めてあげたい君を

そうだここに咲いた花を君にあげよう
それは見事な白い百合の花
そっと君の近くに置いていくよ

運命の女神様は意地悪だ
醜いあの子を見たらどんな顔
するんでしょう、見物ね
目よ直れと魔法をかける

花は黒く闇のように染まる
それは不吉な黒い百合の花
お前に枯れから贈り物だ
空広いなさい

ああこれはきっと罰ですだって
わたしが身の程知らずに恋をしたから

いっそ死んでしまえばいいのでしょう
あなたは叫ぶ
泣かないで、僕がずっと
死ぬまでそばにいるからさ
今日から君は普通の女の子さ

それに皆よ
悪夢のような魔法はほら
解けたみたい