きっとまだだれも知らない
かぜのなかをあるくわたしを
つうがくろにあたらしいせいふく
てんこうしてきたの
あきがはじまるころ
いっぽんのけやきから
いろづいてくように
このまちにすこしずつ
なじんでゆけたらいい
まいおちるかれはたち
きせつをきがえて
きのうとはちがうひょうじょうの
あおぞらがうまれる
すこしみんなとははなれて
ふあんそうにあるくわたしに
こえをかけてくれたくらすめいと
となりにならんだら
ふるいしんゆうみたい
まちかどのけやきって
いつだってやさしい
かよってたあのみちも
おんなじふうけいで
らいねんのわかばには
なにをおもうだろう
おもいでがいくつもかさなって
こもれびがうまれる
これからよろしく
ひらがなのように
すなおなじぶんで
ありのまま
いっぽんのけやきから
いろづいてくように
このまちにすこしずつ
なじんでゆけたらいい
まいおちるかれはたち
きせつをきがえて
きのうとはちがうひょうじょうの
あおぞらがうまれる