さよなら、いつかまたあげるから
と、手をふった
息急いで
帰ることなく
乾いた春、暮れて
手をふる影を見て、ああ
桜が泣いている
はらはら
声あげて
一人ぼっちでいっちまうなら
連れて行ってほしかった
一人ぼっちでいっちまうから
残されたまま
春を泣きました
手をふる影を見て、ああ
桜が泣いている
はらはら
声あげて
花の気持ちは儚くて
美しいのなら
きっとあの人は
美しいのだろう
それでも、それでも
生きて、生きて
行ってほしかった
さよなら、さよなら
さよなら、好きだった人