めのまえをとうりすぎるあるかぜぼしのささやきごえ ほてるほうほもさらにあからめふりむいたきみ はるのよいはるのこぜ ひとりよがりの こいみのきせつに かぜにおそれてきみは ふなれなじてんしゃをほり ゆるやかにふくらむくだりざかが けしきをうつしだしてきたあおいまちこずむ たしかあのひきみはあおひといろの ぶらうすをきていたはずで ぼくのそばでかなしいおとのする はなをつんでわらってみせた はるのわずかなきおくをはかなききみのなかにふろめて