あなたのゆびがそのむねが
そのひとみが
まぶしくてすこし
めまいがするよるもある
それはふいにおちてきて
あまりにもあたたかくて
のみこんだなないろのほし
はじけるひばなみたいにぎゅっと
ぼくをこまらせた
それでまいだあるいてゆける
ことおそわったんだ
かみさまどうか、どうか、こえをきかせて
ほんのちょっとでいいから
もうにどとはなれないように
あなたとふたりあのせいざのように
むすんでほしくて
ゆめのなかでさえどうも
じょうずじゃないこころぐあい
きにしないでって
なげいたことないていたこと
ほつれたそでのいとをひっぱて
ふっとせいざをつけてみたんだ
おたがいのゆびをほしとして
それはひどくでたらめで
ぼくらわらいあえたんだ
そこにあなたがいてくれたなら
それでいいんだ
いまならどんな、どんな、こんなんでさえも
あいしてみせられるのに
あんまりにやわらかいのすんだ
よあけのあいだただめをみていた
あわいろのひとみだ
まっしろでいるとうきみたいな
こえをしていたふゆのにおいだ
こころのなかしずかにすすむ
あらしをかうやみのとちゅうで
おちてきたんだぼくのずじょうに
きらめくほしなきそうなくらいに
ふれていたんだ
かみさま、どうか、どうか、こえをきかせて
ほんのちょっとでいいから
もうにどとはなれないように
あなたとふたりこのせいざのように
むすんでほしくて
むすんでほしくて