ねむいめをこすりそっとみおろすと
おきさりにされたしろいはな
つぼみがひらくのをわすれてただのゆかのうえ
これほどせつなくなるのはなぜ
ひざしにむかってなにもきたいせずに
このそらのしたでむじゃきにせのびする
そんなはずだったのわたしににているから
ひろいあげてそっとくちづけ
なくしたくないおもう
まどべからそらをみあげると
くものかたちにあすのわたしかさね
すごしてきたのかもしれない
でもとうくにみえてるゆめを
もういちどだけ
このむねのなかにさかせてみつめよう
いつかはあのそらにとどくわたしになる
おおきくいきをすいこんでみたら
ほらそらにすごしちかづいた
きがするしゅんかんあ
ひざしにむかってなにもきたいせずに
このそらのしたでむじゃきにせのびする
そんなはずだったのわたしににているから
ひろいあげてそっとくちづけ
なくしたくない