ささのふねをみずべにうかべたまま
ひとりきしべでながせずみつめてる
くれてゆくそらになれてくるころ
みちたりたつきはみなもをただよう
かたくなになにをこぼんできたのだろう
やみにおびえてないたのはとおいむかしのことなのに
ささのふねはかぜですこしゆれた
ぼくのかげがゆくえをさえぎって
やわらかいつきにたどりつくまで
どれくらいのときがながれればいい
かたくなにとじたこのてをそっとひらいて
おもいがときはなたれてゆくそれだけをいのってる
まだこのこころにひかりがあるのなら
ゆるしあえるひがきっとくるそのときをしんじてる