Yuki No Kanata

つめたくしろい息をはいて
むかしみつけたあのふゆのかけらを
こたえのでないみらいだいて
そっとふれたゆびさきのぬくもりも
わすれない

そうきがとおくなるほどの
ときをこえてずっと
おもいはゆきのかなた
そっとまぶたとじて

かなしみがあとをおいかけ
たちどまっても

なくしたきおくはやくきづいて
あなたがどこにいてもこのそらは
こおりついたおもいでやがて
とけだすよほらあのひとのむねで
しんじてる
いつまでも

ちいさなひかりをすぐにみうしなわぬように
あなたのせなかおって
はしりだしたあの日

あしあとがやがてきえてく
きおくのように

さめないやすらぎがほしくて
あの日からまつこのそらはおなじで
すれちがいばかりがつらくて
とびたってゆくよあなたへのおもいが

どこまでも
つきとおる
おおぞらを
かぜきって

かなしみがあとをおいかけ
たちどまっても

なくしたきおくはやくきづいて
あなたがどこにいてもこのそらは
こおりついたおもいでやがて
とけだすよほらあのひとのむねで
しんじてる
いつまでも

このおもい
だきしめて
だきしめて