さいごにつたえようとしたの
あなたきづいてたよね
それなのにはぐらかして
ずるいよいえずじまいだ
こんなにもくるしいひがあったことも
いずれわすれてしまうのかな
あんなにもいとしいひとがいたことも
いつかわすれられるかな
はらはらちるはなびらにまぎれてく
あなたのせなかずっとながめていた
ふたりはちかづきもせずとうくなる
めぐるきせつがとおりすぎてもうごけないままわたしだけが
あのときうちあけていても
おなじみらいだったの
こどもあつかいをしてさ
すぐにからかうあなた
ふるぼけたしろいこうしゃのかべが
いやにかがやいてうつった
どれほどにつよくねがったとしても
にどともどれはしないのに
いまでわないはなびらをみあげてる
むこうのそらがとうめいににじんだ
ひとりじゃささえきれずにうずくまる
きょうのひざしはそのえみのように
くるしいほどやさしいから
はらはらちるはなびらにきえてった
あなたのかげにそっとてをのばした
わたしはいくあてもなくあるきだす
いくどきせつをこえたとしても
このきずあとをかかえたまま
かなしいくらい
あなたのことがすきでした