しずみはじまったたいようがあけとべにとをまぜるころ
しずけさがまちをつつみうちにはいれとははがよぶ
ひととまものがあいまみえる
まにのいまわしきおうせ
たそがれどきはまがまがしく
ひゃくみしょうじてわざわいなすおうまがとき
やけおちるようなてんあおぎとけてゆくひをぎょうがする
きょうしゅうのめがしらからしとどにあふれるなみだ
うつしよとかくりよのはざま
くらやみのくもがおうさする
たそがれどきはにがにがしく
むじょうのかぜをふかせてさるおうまがとき
ちみもうりょうのぎょうれつがはなをかすめてゆこうとも
こえひとつあげてはならぬただすぎゆくをおくるのみ
うつろうひとのたましがわがよこいしとなきさけび
からすにそのみやつしてもうかばれぬそのおんねんよ
せんりつのときよいまわがみをいだいてまいおどれよ
もどりはせぬひにおもいをよせて
たそがれどきはまがまがしく
ひゃくみしょうじてわざわいなす
たそがれどきはにがにがしく
むじょうのかぜをふかせてさる