どこかとおくのまちでそだったきみと
ぼくのうまれそだったこのまちでくらしはじめた
きみのにもつはもうかたづいてるけど
だれかのもとにわすれてきたものひとつ
ふれちゃいけない きづいてるとおもわせてはいけない
こうしていま きみはとなりにいてくれてるから
ぼくはきみをだれよりずっとしあわせにするから
そんなふうにわらっていつもそばにいてほしいんだ
きみがだれをわすれなくても あいしてつづけても
きみはそのままでいい
そのままがいい
ときがすぎても ぼくのものになっても
きみはいつもいつでも おなじようなかわらぬえがお
それでもともにときをかさねてゆけば
おもいきりないてくれるとおもってたんだ
ふしぜんでもいい ぼくをあいそうとするきもちだけで
たとえそれが だれかのことをわすれるためでも
きみにはいまぼくしかいない いくあてもない
うけとめてやれるのも
きっときっとぼくしかいない
ぼくがだれをこえられなくても けしてかてぬとも
きみをみまもれるのは きっとぼくだけで
いつかきみのわすれたものがもどってくることを
ぼくはもうのぞまない いまのきみがだいすきだから
きみがだれをあいせなくても ここにいたいなら
きみはそのままでいい
そのままがいい