DiRTY HARRY

光に手を翳した瞬間
過るその脳裏に滾るその心の臓
誓いに手を触れる瞬間
その時を今でも待ってる
飽きれて切れて擦れ腐った夜の底
諦め煌めき捨てる気も無いのにさ
それならどうか僕に笑って見せてくれ
正しさの向こうが見えるまで

例え何を失ってでもその目を見張れ
赤く赤くただ揺らめく残像日々を貫く
あの日君が失った物手放した物
嘲笑えど今悶えて混沌間に合うさ
感情の最前線
永久の超幻想

その手で風を切る少年
満たされていたいなら
何処かに行きたいなら
足跡をなぞるだけじゃ
その火すら虚しく散ってしまう
過去を思い求め縋って名無し人
あまつさえ甘え撒き散らす天の邪鬼
それならどうぞ独り黙って見ていてくれ
その嵐が過ぎるまでに
多少は輝いて見せるから

例え汚れ請け負ってでもその手で掴め
悪しぎ流れ断ち切るその瞬間
きっとそこから
あの日君が疑って物手に付けた物
点と点がその時繋がって気がつけば
慘澹な青春賦
独房の迫害感
全ては
凄慘な奮闘記
少年は最先端