つみあげられたダンボールには
どれをあけたって もうあの人の
思い出ないの 行き場を失った
思いはあの部屋においてきたから
新しいにおいを
胸いっぱいすって
東向きの窓には 数字のない時計をおいて
しばらくは この街で ひとり自由に泳いでみよう
まだ見れない すべてが当たり前の
景色に変わってゆくまで
涙を忘れるまで
使い古して くもったグラスは
全部捨てたの もういらないと
360度 新しい世界
だからこれからは 好きなものだけ
自分の目で探して
ひとつずつ集めよう
日が暮れてゆく頃は 苦くなってく 駅に続く道
聞こえてくる音さえ 鮮やかに私を変えてく
まだ手に慣じまない鍵 握りしめて
歩こう 今日からは ここが
私の生きてく場所
新しいにおいを
胸いっぱいすって
そして新しい部屋に 数字のない時計をおいて
しばらくは この街で ひとり自由に泳いでみよう
ひとり自由に泳いでみよう
まだ見れない すべてが当たり前の
景色に変わってゆくまで
涙を忘れるまで