こたえなくていいの
もうなにもいわないで
むりしてくったえがおがつらい
こぼれていくわたしのなみだにめをふせて
いままでとおりあえなくなるから
ひとみそらしてほしい
ああ、フェンス越し呼吸をはずませるあなたをまって
ああ、「だいすき」とうつむくわたしへのあなたからのことば
ずっとそばにいてくれたきみがなんだかとうくにみえてしまう
こたえなくていいの
もうなにもいわないで
やさしくしようとしないでいいの
でもわかって
いちばんそばからみかけてたのも
おもいをずっとだいていたのも
おなじわたしだったと
ああ、はしりだすちかてつ
ホームまでみおくるなんて
ああ、どろだらけのあなたのきづかいが
やけにかなしかった
あしたもあうのにドアにもたれて
みえなくなるまでみつめていた
こたえなくていいの
もうなにもいわないで
じょうだんとばしてわらってみせて
きらわれてもじぶんにすなおでいたかった
ほかのだれかにこいができるまで
ことばかえさないで
こたえなくていいの
もうなにもいわないで
やさしくしようとしないでいいの
でもわかって
いちばんそばからみかけてたのも
おもいをずっとだいていたのも
おなじわたしだったと
こぼれていくわたしのなみだにめをふせて
いままでとおりあえなくなるから
ひとみそらしてほしい