しまってたふるいかばんから
まいおちたさくらのはなびらが
なつかしいあの日のごごに
おいてきたこころよびさます
うすれゆくきおくのなかやさしいかおで
きみはただわらっていたよ
こうしてぼくらはおとなになっていく
かぞえきれないわかれをくりかえして
ひとつおぼえてひとつなくして
ゆずれぬものはこのむねにひめて
そうしてつきひはめぐりめぐっていく
はなやいだきせつもすべてのみこんで
ひとはうつろいはなはちっても
みあげたそらのいろはあの日のまま
ふたりのあどけないこいは
おもうほどおたがいをきずつけて
あふれだすおさないこころを
ぶつけることしかできなくて
あめにきえたあいのかけらはこのむねのなかで
いまもそっとねむりつづける
こうしてぼくらはおとなになっていく
かぞえきれないせつなさかみしめて
なみだはかぜにこころはまえに
ふるえるあしもとをふみしめて
こうしてぼくらはおとなになっていく
かぞえきれないわかれをくりかえして
ひとつおぼえてひとつなくして
ゆずれぬものはこのむねにひめて
そうしてつきひはめぐりめぐっていく
ときにとまどうぼくらをわらうように
あめがあがればまたはなはさく
みあげたそらのいろはあの日のまま