ねえダーリン
この声がきくこえますか
ねえダーリン
この声がきくこえない
しんでんのあのはこふねになきがらを
ほうりこんでわたしをよみがえらせて
このくにはくさってしまったのよ
よくぼうにみなめががくらんでるの
すべてをもとにもどさなくちゃ
あなたとそうこのわたしのてで
ひとりではできないことも
ふたりならきっと
のりえつえられる
きせきのゆくえはいま
あなたのてに
きんじられたそうちはこのさきに
いまならばだれにもみつからない
さあいそいで
ここからはじめるの
ちゅうちょせずに
ただはしりぞけて
みちのとびらのかぎをあけて
めもまえのはこふね
そのなは「つみ
あなたはなにをのぞみ
なにをてにいれるの
どうか
まどわされないで
ねえダーリン
はやくほうりこみんで
わたしのからだを
そこにぶちこむむのよ
さっさとやるんだよ
このうすのろやろうめ
はやくはやく
そいつのなかに
(Catastrophe)
さいはなげられた
それはけして
おこしてはいけなかった
きせき
つみ」におどらされたかれのきょうこう
はなもひともくにもかれも
すべてをまきこんでとけていく
よみがえったわたしだけをのこして
すべて
(Lullaby)
るりらるりら
わたしが
めざめたときになにものない
すべてをうしなったわたしはそのだいしょうに
むげんのときをてにいれた
だけどもうなにもない
あのひともあのこももういない
くすんだふたつのひかりが
エルドのもりへ
ぽつんとおちていった