なつのゆうぐれ
まちのはずれのおかから
ひとつのいのちめばえ
はぐくまれるのだつた
ややもめのせきばく
うめるためのみがわり
こんなわたしでいいの
ととい?は
せいぜんのかげ
おもいでかたるかれのこえはあたたかくて
いまでもよりそっていようと
てさしだすあさはかさは
よめいしらぬゆえのあやまちでしようか
そうだいというはなことばをおしえてくれた
まるいせいのこどくなうつせみ
やがてまちのなか
おかをみつめるようにして
たいせつなひとのもとへ
ふたたびまいもどる
わすれられないこえは
かぜにさらわれ
おかのうえにたたずむかのじょは
てんあおぐ
ほそくのびたせに
じゅんぱくのわんぴーす
はなをさかせるきせつは
とうにすぎたというのに
かたりつづけてくれた
あの日のうつせみよ
どうかきて
どうかみてほしい
くものみねあかぶっしん
もこのころだった
まだいちどもかんしゃできてないことだけが
くやしくて
くやしくて
くるしいひらくはなびらちらしてとどけよ
そらのはて
みをけずるほどつらくて
どうしようもないのです
おとずれぬあのひとおもい
まちをみわたす
はずれなき
たそがれるいのち
のびゆくかげはう\"
もういちどだけ
こえをきかせてほしい\"と
そうだいというはなことばに
にづかぬせなか
いまだけは
えごにみたされて
なびくしろを
たやけのひがそめゆくこく
ただきこえるは
いちはのからすの
とおいなきごえ