ふりつづくあめのなかですべてを
なくしてしまったぼくをだきしめて
きえないきずあとをいやせぬまま
いたいほどたいくつなそらに
あじさいのはながきれいなあの日は
むじゃきにわらうきみのかおが
きれいすぎてまぶしかった
いまはまだこころとざし
きずつくことがこわくてにげたかった
なにかにおびえてしんじることさえできず
きみをただきずつけてた
ふりつづくあめのなかですべてを
なくしてしまったぼくをだきしめて
きえないきずあとをいやせぬまま
いたいほどたいくつなそらに
いまはもうまえもみえなくて
あのときてをひいてくれたあたたかいても
すべてうしなってしまったから
もうなにもぼくにはのこっていなくて
ふりつづくあめのなかですべてを
なくしてしまったぼくをだきしめて
きえないきずあとをいやせぬまま
いたいほどたいくつなそらに
いつまでふりつづけるのだろうか
なみだがあめにきえてなくなれば
そらにかかるにじをみれるように
いのりながらあるきだす
あめのおとがいろどりだすよ