Buyou Shiyou

舞い上がった言葉が
僕の掌を滑り落ちる

意味のある言葉を重ねては
またひとつひとつ葉書が生まれ

意味のあった言葉が砕けては
またひとつひとつ音が死に

意味があるかなんてわからない
またひとつひとつと歌が生まれ

意味がなかったならさようなら
またひとつひとつと歌が消える

さあ踊りましょう 僕の手を取って
さあ別れましょう
いつの日にかまた逢いましょう

舞い上がった言葉が
ふわり掌から飛んでいく

君に言葉を送ったこと
まだ少しだけ悔んでます

舞い上がった言葉は
それでもただただ風に乗って

僕の送った言葉は
でも君に届いたでしょうか

僕の声は君に届きますか
答えはなく言葉も頼りなく

君の声は僕に届いてると
伝えるにも声が届かない

まだ会えないの？手は空を切って
まだ会えないよ 次の日にはもう忘れましょう

床を踏み抜き 空を蹴り上げ
耳を澄ませては君を想う
この歌声が この言葉が
君に届く日は来るのでしょうか

舞い上がった言葉が
小鳥 僕の耳を揺らしたら

さあこちらを振り向いたら
また一緒に踊りましょう

舞い上がりたい言葉が
僕の手から羽ばたいていく

広がった言葉は舞い踊る言葉は
舞踊しよう

床を蹴り出し 空へ飛び込み
耳を澄ませて君を確かめて

この歌声が
この言葉が
待ちわびたように紡がれていく