Juugatsu No Ningyo

あおいときのうみで
ぎんのかみのにんぎょ
とおいそらをみている
なみにゆられて

しんじいろのなみだ
ほほにかざっている
なきつかれてねむる
しろいかいのふね

ぬれたひとみ ゆめのなかで
かがやいている
ふたりでおよぐ まなつのうみ
まぶしいくらい
あこがれている このむねのときめきは もう
とどかないのかしら

いくつもながれぼし
にんぎょのそらすぎる
ねがいごとはいつでも
あなたのことを

しおさいのためいき
くちびるからこぼれ
ふなのりたちのふねは
せつなくなるの

あおいつきのうみにしるえっと
しぶきをあげて
なつをおいかけ じゃんぷしてる
にんぎょがいるの
かなしいこえはもうだれにもとどかない
あすのうみからは

ごめんね ごめんね まあめいどもうじゅうがつ
かぜもつめたい
なつのきせつはとおいくにへ
たびにでたのよ

おいつけないのもうじゅうがつ
うみもつめたい

ごめんね まあめいどもうじゅうがつ
かぜもつめたい