ゆうぐれどきのまち ゆきかうひとのうずに
さからいあるきつづけていた
それぞれのかおに かくされたじかんは
とてもながくてふかいいろで
ふりかえりきづく じぶんもそのひとつと
とたんに、せかいにひとはきえ
さけんでみても なにもきこえないし
はしってもまえにすすまない
そらからおちてくたいよう
ぼくはたったひとりのまちにつぶされた
こんなにもひとがあふれて
こころはたくさんあるはずと
だけどぼくのこえはだれにも
とどかずすれちがいきえてく
きづけばなれてしまって
あたりまえのようにいきてる
ひとのうずにながされながら
みちのおわりめざしてすすむ
いままでのぼくが こころをはだかにした
ひとはだれもいないとおもう
けっきょくどこかすこし きかざってみせては
じぶんをつくることをつづけた
とおくでないているこえが
ぼくはたったひとりのそらにおびえてる
あいするひとがいたら
きっとすべてがらくになれるのかな
だけど、たぶん、どこかふかくで
はだかになれないぼくがいる
ひとりがいやなわけじゃなくて
ひとりがつらいわけじゃなくて
ただじぶんにうそをついてる
ぼくがさびしいだけなのかも
ゆめからさめたら そこは
ぼくのへやだったけど
みえかたが かわっていた
ゆうぐれどきのまち、めざして
ただひたすら、はしりつづけた
きっとそこにこたえがあると
しんじてるうたがいはしなかった
あたりまえじゃなくて
じぶんでなにかはじめればいいんだ
おわりなんかきにしなくても
はしれるだけはしれはわかる